「保健体育教諭」やスポーツ指導者、
健康指導に関わる人材を育成するコース
学びのPOINT
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01キャンプやスキーなど
多様な野外実習 -
02実技の授業が
多く実践的に学べる -
03幅広い世代の
スポーツ指導の機会が豊富
〈取得可能な資格〉
中学校教諭一種免許(保健体育)/高等学校教諭一種免許(保健体育)/健康運動指導士[受験資格]/
健康運動実践指導者[受験資格]/スポーツプログラマー[受験資格]/ジュニアスポーツ指導員/
公認エアロビックコーチ1[受験資格]/准学校心理士

Student's Voice
学生の声
実践的な学びの場が多いからこそ
将来必要なスキルが自然と身につく
この学科の魅力は、将来の選択肢を広げられる実践的な学びの場があること。保健体育教諭だけでなく健康運動指導士やスポーツプログラマーなど複数の資格取得が可能で、企業への就職やスポーツインストラクターとしての活躍もめざせます。実技指導はもちろん、キャンプやスキーなどの野外実習では自然の中で臨機応変に対応する能力が、また、地域交流や日々の授業の中ではコミュニケーション力が身につきます。めざすのは、生徒たちに影響を与えられる保健体育教諭。そのために学び続け、自分の引き出しを常に増やしていきたいです。
総合健康学科 3年
N.Yさん

Message
学科長メッセージ
経験豊富な教員による実践的な学びを通して、
健康づくりのプロフェッショナルへ
本学科では、養護教諭を養成する「養護コース」と、保健体育教諭や健康づくり指導などを担う人材を養成する「健康スポーツコース」の2コース制で、健康づくりの専門職としてウェルネスライフの実現に貢献できる人材を育成します。授業では、学校現場やスポーツ指導、健康づくりの指導など、経験豊富な教員による実践的な学びを展開。学校現場はもちろん、医療機関やフィットネス施設への就職、アスリートなど、幅広い職業をめざすことができます。いずれのコースも人を相手にするため、人が好きな人やボランティア等のさまざまな活動に取り組んだ経験がある人、また、人々の健康の保持・増進に熱意と意欲を持っている人にはぴったりです。
学科長 教授
藤澤 政美
コースの特徴
健康スポーツコースでは対象となる職業が幅広く、先輩たちは教育やスポーツのほか、医療・福祉関連などにも就職しています。地域コミュニティーとも密接に関わり、健康指導についても経験が積めるなど、幅広い学びと実践を通して将来の可能性を広げます。
〈将来の可能性を広げる実践的な学び場〉
子どもから大人まで幅広い世代の運動指導を担う人材に
保健体育教諭や競技・スポーツ指導者、健康運動指導にかかわる人材を育成します。将来めざせる職業は幅広く、先輩たちは教育や一般企業などへの就職だけでなく、実業団の選手としても活躍しています。培ったコミュニケーション能力はどのような業界でも生かすことができます。

〈校内実習フィールド〉
スポーツを通して地域と交流し、人として成長
教育実習や地域の人たちとつながる活動を通じて、人間的な成長を促す機会を設けています。スポーツ指導の経験とさまざまな人とのかかわりを体験することで、知識や技術を生かすだけでなく人としても成長でき、教員や指導者をめざす学生に役立ちます。

学生主体で企画・運営し、学んだことを実践
養護コース・健康スポーツコース合同で年に一度開催。3年次生中心に企画から運営までを学生主体で行い、全学科生がリレーや綱引きなどの競技で汗を流します。保健体育教諭や養護教諭をめざす学生にとって、学びを実践する場にもなっています。

〈校外実習フィールド〉
指導や安全管理まで、キャンプの技術を習得
キャンプ指導や安全管理、気象や自然についての知識を学び、高原地帯において集団で行うキャンプの方法や技術について実際の体験を通して習得します。

現場を想定した多彩な学びで臨機応変に対応できる力を養う
スキー場で、スノースポーツを体験しながらスキーの基礎知識や技術を習得し、スキーを指導できるスキルや集団宿泊活動の企画運営を学びます。

〈専門コースだからこそできる実践的な学び〉
ゼミ紹介
興味のある分野や領域について追究しながら、社会に出てからも役立つ力を養う。
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澤田ゼミ
教師としての指導力向上に重点を置く保健体育の教師をめざす学生に、カリキュラムづくりや授業の進め方など、指導面にウエイトをおいた学びを展開しています。学校教育や体育科教育、スポーツ学、健康学などに関する文献を読むことで理解を深めつつ、基本的には体験型や実践型の授業を中心にゼミを構成しています。現場で教師として指導するときに、さまざまな課題に自分で立ち向かって道を切り拓けるよう、学生一人ひとりと一緒に考え、成長していくことをめざしています。
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木田ゼミ
コーチングの基礎を学び指導者の視点を得るスポーツ指導者の育成を目的としています。1つの競技を続けていると、偏った見方に固執してしまいがちなので、ゼミではまず固定概念を捨てることからはじめます。他の競技に注目して不思議に感じることを議論したり、試合観戦、良いパフォーマンスへの気づき、さまざまな見方や考え方を広げ、4年次に卒業論文で興味を掘り下げていきます。社会に出る力をつけるため、プレゼンテーションの機会を多く設けているのも特徴です。
Action
実践力を身につける豊富な経験の機会

自然の海と海洋スポーツの知識・経験を養う
海と親しむことをテーマとし、自然の海への知識・海での泳力(潜るを含む)・海洋スポーツの知識と経験を高め、指導者に必要な技術と指導法を習得します。
Student's Voice

海洋実習では、海に潜ったり安全配慮について学ぶなど、初めて経験することばかり。初めは海への恐怖心もありましたが、挑戦を続けていくにつれて楽しさのほうが勝り、海底まで潜れるようになりました。何よりうれしかったのは、沖縄の海で魚と一緒に泳げたこと。貴重な経験と学びを得ることができました。
総合健康学科 3年
T.Kさん

子どもたちの運動遊びを指導できるスキルが身につく
「スポーツメンタルトレーニング演習」「健康心理学」「スポーツ指導演習」などの科目を設置している本学では、ジュニアスポーツ指導員の資格取得が可能です(受験資格)。子どもの発育発達に合わせた運動遊びを理解し、スポーツ指導を行うなど実践的な授業も展開。スポーツ指導の幅が広がる学びを用意しています。
Student's Voice

3歳児の運動遊びを担当しました。成長の差がある中で、どうすれば全員に伝わるかを考えるのは大変でしたが、「楽しかった!」という子どもたちの言葉に大きなやりがいを感じました。夢は、生徒の「できる」を増やす体育教師になること。今回の経験を活かし、知識と自分の引き出しを増やしていきたいです。
総合健康学科 4年
E.Yさん
探 求 の タ ネ

効果的なトレーニングのカギは、
「科学的アプローチ」と「骨代謝」。
トレーニングで大切なのは、練習の質で“何にアプローチしているか”。昔は量や精神面を重視したメニューを組むこともありましたが、今は科学に裏付けられたトレーニングを行う方が断然効果的です。また、骨密度も重要なポイント。食生活の乱れや月経異常、低栄養状態は骨代謝と骨密度を低下させます。低骨密度状態の競技選手は練習中の疲労骨折のリスクが高まるほか、トレーニング量が過度に多いと骨密度が低くなるデータも。トレーニングの質や摂取栄養素を科学することは女性アスリートのコンディショニングにとても重要です。
河上 俊和 准教授
専門分野はスポーツ生理学。
運動にまつわる細胞や組織の構造変化を分子レベルで研究している。
授業PICK UP
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「運動生理学実習」
心拍数や血圧など運動・パフォーマンスの基礎となる身体の生理機能の測定や分析を通じ、アスリートや健康運動指導者に必要な知識を掘り下げます。研究とフィールドとの間の架け橋となる実践的な理論を身につけます。
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「運動処方」
トレーニングの原理や老化による身体の変化などを学び、健康人はもとより生活習慣病予備群や中高齢者に対する健康の保持・増進、さらには肥満や腰痛・膝痛などの人に、どのような運動をどの程度やったらいいかという運動処方が作成できるようになります。
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「教育実習」(保健体育)
主に母校の中学校や高等学校などで、3〜4週間の実習を体験します。これまで学んだ知識や技能を生かして保健体育の指導案を作成し、授業やホームルームで指導を行います。実践を通して保健体育教諭の役割を理解します。
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「野外活動実習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」
野外活動実習Ⅲの海洋スポーツ実習では海での学びを通して、自然についての知識を高めるとともに、海での泳力・海洋スポーツの知識等、教員・指導者に必要な知識と指導法を深めるプログラム内容です。Ⅰではキャンプ実習、Ⅱでは雪上実習を行います。
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「スポーツ運動学」
今までスポーツを通じて感じたこと、経験したことを言語化し、どのようにすれば他人にうまく伝わるかを考える授業です。動きのアドバイスや局面で起きていることを生徒や選手に伝える際に役立ちます。
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「スポーツ指導論」
スポーツ指導者が指導力を向上するために必要な知識を習得します。指導者の役割・対象(トップアスリートを含む)に応じた指導・指導の計画・リスクアセスメント及びマネジメント等について理解を深めます。
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「スポーツ心理学」
さまざまな心理学の理論に基づき、個人と組織の思考、感情、及び行動についてメンタルヘルスを含め学びます。マインドセット、モチベーション、リーダーシップなどについても理解を深めます。
Message
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内定者メッセージ
京都市(保健体育教諭)教員採用試験合格大学での経験を活かして自分らしく教壇に立ちたい
総合健康学科の実習支援室では、教員採用試験対策として各自治体の問題集を借りることができたり、問題用紙を毎月配ってもらえたりと、教職サポートが充実。普段の勉強に積極的に活用させてもらいました。就職についてゆっくり相談できるのも心強かったです。勉強とソフトボール部の活動との両立は大変でしたが、やりきった時の達成感はひとしお。何事に対しても一生懸命取り組む大切さを実感しました。また、さまざまなことにチャレンジできる環境のおかげで、興味の幅も広がりました。春からは教壇に立ちます。目の前のことにしっかり向き合い、大学での多くの経験や学びを活かして、自分らしく楽しみたいです。
総合健康学科 4年
A.Rさん -
卒業生メッセージ
グンゼスポーツ株式会社 勤務子どもたちの成長や、会員さまの笑顔が喜びに
子どものスイミング指導と大人のフィットネスレッスンを担当しています。私のレッスンを受けてできることが増えた子どもの姿や、「○kg 痩せたよ」という嬉しい報告が日々のやりがい。在学中にさまざまなスポーツに触れたことで、現場で使える「指導の引き出し」をたくさんストックできました。今後はアルバイトの人材育成にも注力したいです。良いお手本となれるよう頑張ります。
総合健康学科 2020年3月卒業
S.Mさん
キャリアサポート
親身なサポート体制で、希望の就職を実現
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教職支援室
毎週月曜日から金曜日まで、現場経験を持つ教員が常駐、教職にまつわる相談やアドバイスなどのサポートを行っています。
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地域の公共・教育機関と提携
教育委員会や近隣市町村との連携を深め、豊富な情報を収集。スクールボランティアの体制も整備し、学びの機会を提供しています。
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筆記試験/面接対策講座
1次試験対策として「一般教養」「論作文」などの筆記試験対策を実施。また4年次には2次試験対策として模擬面接も行います。
POINT
クラブ生へのサポートも万全
スポーツに打ち込んでいて就職に不安を抱く学生にも安心のサポート体制があります。3年次の12月~1月にはセミナーを開催、随時助言も行い気にかけながら、企業研究で希望の進路や個人の特性に合った就職活動を支えます。
就職


進路実績(2021~2023年)
施設紹介
「スポーツのSONODA」ならではの
本格的な設備が整った充実の環境で学べます
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運動生理学実習室
健康運動指導を目的とした心電図や血圧の測定法など、運動生理学を体験しながら学べます。
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スポーツセンター
各種球技のコートやトレーニングルーム、多目的ルームを備えたハイスペックなスポーツ施設です。
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グラウンド
ソフトボール球場となる第1グラウンド、陸上競技用トラックのある第2グラウンドを完備。