養護教諭を養成する専門コース
教育、看護、心理、運動、栄養などの専門的な知識を持ち、
子どもの発育や発達を支援できる養護教諭を育成します。
学びのPOINT
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01実績ある養護教諭育成の
専門コース -
02現場を意識した経験を
積める場が多数 -
03現場の声を聞ける
研修会「養護の集い」
〈取得可能な資格〉
養護教諭一種免許/健康運動指導士[受験資格]/健康運動実践指導者[受験資格]/スポーツプログラマー[受験資格]/
ジュニアスポーツ指導員/公認エアロビックコーチ1[受験資格]/准学校心理士
コースの特徴
〈専門コースだからこそできる実践的な学び〉
同じ志を持つ仲間とともに専門知識を深めながら社会で役立つ力を育む
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角田ゼミ
研究を通じて学校保健への理解を深める子どもの健康課題に関するテーマを各学生が設定し、調査・研究や議論を行います。テーマは「不登校」「発達障害」「虐待」「いじめ」「スマートフォンの使用」などさまざま。養護教諭は「研究者」であることを体感できるゼミです。尼崎市教育委員会と連携しており、子どもの育ち支援センター(いくしあ)を訪問するなど、実地での学びも充実しています。関連学会や研修会に参加する機会もあり、知識・技術のさらなる向上につながります。
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磯田ゼミ
養護教諭経験者から現場で必要な知識を学ぶ養護教諭経験のある教員が担当を務め、現場で知り得た知見を学生たちに伝えることをテーマとしているゼミです。具体的な事例を挙げながら話をするため、養護教諭の職務内容をよりはっきりとイメージできるようになり、学校現場で必要となる対応力も磨かれます。ゼミ内で教員採用試験に向けた勉強会を行うなど、充実したサポートも魅力の一つです。知識が増えることで自信につながり、養護教諭としてのモチベーションも高まります。
STUDENTʻS VOICE

社会に目を向けるゼミの学びが大きな刺激に
みんなが全力で取り組む実技や、互いに教え合って学びを深める実習など、この学科には楽しい授業がたくさんあります。その中で私が力を入れているのがゼミです。新聞を読んで議論したり、先生の養護教諭時代の体験談を聞いたりしています。社会の現状に目を向けることが自分自身の在り方を見つめ直す良いきっかけになっています。今後の第一の目標は教員採用試験合格。養護教諭になるために勉強に励み、そして学科で学んだ知識を後輩たちにも教えていけるような人になりたいと思います。
総合健康学科 養護コース 3年
M・Hさん

〈日本全国で活躍する卒業生〉
養護教諭育成の専門コースとして
数々の卒業生を輩出してきた実績があります
養護コースの学生は、競争率の高い教員採用試験を乗り越え、多くの合格実績(現役合格者)を残しています。その理由のひとつは、教員採用試験の対策講座をはじめ、実技や面接の練習、各自治体に合わせた試験対策を、卒業生の協力も得ながら行っているからです。下記の人数は、学科で把握している公立学校の合格者数のみですが、他にも、私立学校を含めて多くの卒業生が全国各地で活躍しています。
つながりを活用した学びのフィールド
特色ある活動
保健室ボランティア

実習前に学校現場で実際の養護教諭の仕事を経験
神戸市や西宮市などの学校に出向き、健康診断の補助や宿泊行事の引率など、養護教諭としての仕事を経験することができます。実習本番前に保健室の管理、運営や養護教諭の職務について体感することで、実習での学びがより濃いものになり、理解しやすくなります。
「養護の集い」

現場で活躍する卒業生からリアルな声を聞ける機会
養護教諭として現場で活躍している卒業生や外部講師を招き、講演や実践報告、事例研究を行う年に1度の特別イベントを開催しています。現場の生の声を聞くことで、養護教諭という職務への理解を深め、就職後のイメージをより具体的に描くことができます。
授業PICK UP
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養護概説Ⅰ
養護教諭の5つの職務(保健管理・保健教育・保健組織活動・健康相談・保健室経営)について基礎的な内容を学びます。授業を通してみなさんが養護教諭の仕事について理解し、「自分がなりたい養護教諭」を具体的にイメージできるようにしていきます。
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看護学基礎実習Ⅰ・Ⅱ
養護教諭に必要な、看護的知識、技能を習得することを目的としています。看護学基礎実習Ⅰでは、ベッドメイキング、バイタルサインの測定など基本的な内容を中心としています。同Ⅱでは、病院実習に参加し、医療現場の理解を深めています。
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健康相談活動Ⅰ・Ⅱ
養護教諭ならではの健康相談の理論と支援の実際について学びます。子どもの現代的な健康課題について知識を深めるとともに、事例検討やロールプレイを交えながら子どもへの対応や連携の仕方などを学び、実践力を身につけます。
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養護実習
小学校、中学校、高等学校などの教育現場で、保健室での応急処置、健康診断の補助、来室者の対応、保健の授業などの実習を行います。これまで身につけた知識や技術を実践に生かしながら、教員としての心構えや在り方を学びます。
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衛生学
健康の定義や概念、予防医学の基本的な考え方を学び、さらに生活環境や環境保健などについて学びます。特にスポーツの現場や学校保健の現場で重要な熱中症予防などについて知識を深める講義です。
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救急処置法
臨床現場の最前線で活躍している外部講師を招き、日常生活や学校生活、運動中に起きる突発的な傷病への処置や予防を観点に講義を行います。演習で救急処置方法を訓練し、確実な技術習得を図ります。
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栄養学
ヒトの体の内部環境は栄養素によって変化し、生活環境や食習慣に適応しています。内部環境を変える栄養素についての知識を深めるとともに、疾病の予防につながる食生活の指導法について学びます。
Interview
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幼稚園養護教諭 内定
現場で必要となる知識をしっかり学べました
養護教諭を目指せる専門コースがあるところに魅力を感じ、この学科に入学しました。大学には本物さながらの模擬保健室や看護実習室があり、現場に近い環境で学ぶことができます。「養護実習」では小学校で保健教育や保健管理を経験。保健室に来る子の話を聞いたり、保健室で宿題をしている子がいたらほめたりと、保健室が子どもたちにとって居心地の良い場所になるように考えました。今後の目標は幼稚園児に慕われ、好かれる養護教諭になること。さらに知識を深めながら、担任の先生との情報共有などもしっかりと行い、良好な信頼関係を築いて園児を支えていきたいです。
総合健康学科 養護コース 4年
H・Kさん -
北海道羽幌高等学校 勤務
フラットな関係で生徒に寄り添い続けたい
高校卒業までバスケットボール部に所属していたのですが、当時はけがが多く、よく保健室で手当てを受けて相談に乗ってもらっていました。そこで養護教諭の仕事を知ったことが今の道に進んだきっかけです。在学中に最も刺激を受けたのは教育実習。尊敬できる先生と出会い、養護教諭になりたいという思いがさらに強くなりました。現在は高校の養護教諭として、少しでも子どもたちが前へと進むための力になれるよう努めています。その成果はすぐに目に見えるわけではありませんが、その先の人生のどこかで私の話したことが生きればと思い、日々生徒たちと接しています。
総合健康学科 養護コース 2015年3月卒業
A・Iさん
教員採用試験対策
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親身に寄り添う
相談・アドバイス
教職支援学習室
毎週月曜日から金曜日まで、現場経験を持つ教員が常駐、教職にまつわる相談やアドバイスなどのサポートを行っています。
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早くから現場を知る
情報収集
地域の公共・教育機関と提携
教育委員会や近隣市町村との連携を深め、豊富な情報を収集。スクールボランティアの体制も整備し、学びの機会を提供しています。
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より本番に近い形で
教員採用試験対策
筆記試験/面接対策講座
1次試験対策として「一般教養」「論作文」などの筆記試験対策を実施。また4年次には2次試験対策として模擬面接も行います。
就職
〈就職DATA〉


進路実績(2020〜2022年)
施設紹介
養護教諭として必要なスキルを充実の環境と実践型の授業で身につける
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01看護実習室
養護教諭に必要な技術を修得
本物さながらの病室を再現し、ベッドメイキングや体位の変換、体温測定といった養護教諭に必要となる看護技術や、包帯法など学校での救急処置に必要となる技術を学べます。
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02養護実習室
実習が楽しくなる模擬保健室
応急処置、健康相談、保健室だよりの制作などを実践できる、現場さながらの模擬保健室です。学内実習のほか、養護実習前のトレーニングやロールプレイングも行えます。