建学の精神・大学の理念 

園田学園の創設者

園田学園の創設者は、中村龍太郎です。
中村龍太郎は、約20 年間にわたり、園田村の村長を務めた人物です。
地域の女子教育の振興を図るために、財団法人園田教育振興会を設立し、
昭和13年(1938)に園田高等女学校を設立しました。

園田高等女学校設立時の「園田高等女学校ノ教育方針」に掲げられたのが、本学の建学の精神である「捨我精進」です。

建学の精神 捨我精進(しゃがしょうじん)

私たちは、人が社会で生きてゆくうえでの理想である「他者への思いやりの実践」に 勇敢、ひたむきであらねばならない。

「捨我」とは、人を愛し自分の為すべきことに全力をつくすことです。
「精進」とは、幸福な世の中をつくるため勇気を持って挑戦することです。
 すなわち、相手の身になって考え、誠実に行動し、仲間と協力して幸せな社会をつくるために努力することと解釈できます。
 そこには、自己と他者の存在を認識し、互いの違いを認めあえる成熟した人間関係が生まれます。
 園田学園の教育には、設立時からのこの精神が脈々と流れています。

大学の理念

他者と支えあえる自立した人間を育成し、「共創社会」を実現する

  人口減少、少子高齢化、グローバル化、AIの発達等により、変化が激しく、予測困難な時代を迎えています。園田学園大学は、これまで築いてきた地域との信頼関係と連携を基盤として、性別や国籍、年齢等を問わず、多様なつながりを生み出す場となり、「共創社会」(co-creation)、すなわち「共に創る社会」の実現に貢献します。

 共創社会の実現には、多様性や包摂性を基盤とした多分野・多職種の協働・連携により、社会課題の解決や新しい社会価値の創造に取り組むための力が求められます。園田学園大学ならではの「経験値教育」を深めるなかで、 自己肯定感・効力感と他者を尊重する姿勢、必要な知識と知恵を育み、支え、支えられながら、複雑さを増す社会にあっても変化に対応して活躍できる人材を育成します。

<目指す人間像>

  • 社会的・精神的・職業的に自立している人
  • 自分自身を大切にするとともに、社会のさまざまな人を尊重できる人
  • 人を支え、また支えられながら、力強く、成長を続けられる人