建学の精神
私たちは、人が社会で生きてゆくうえでの理想である「他者への思いやりの実践」に
勇敢、ひたむきであらねばならない。
昭和13年(1938年)、当時の園田村村長中村龍太郎により、園田学園の前身「園田高等女学校」が設立されました。戦時下という状況にありながら、どうにかして地域の女子教育振興を図りたいという熱い思いを抱き、建学を成しとげました。この時に、「園田高等女学校の教育方針」に掲げられ、創設者自ら実践したのが〈捨我精進〉の精神でした。
「捨我」とは、人を愛し自分の為すべきことに全力をつくすことです。「精進」とは、幸福な世の中をつくるため勇気を持って挑戦することです。現代に置き換えると、相手の身になって考え、誠実に行動し、仲間と協力して幸せな社会をつくるために努力することと解釈できます。そこには、自己と他者の存在を認識し、互いの違いを認めあえる成熟した人間関係が生まれます。
園田学園の教育には、設立時からのこの精神が脈々と流れています。
大学の理念〔ビジョン〕
凛としてしなやかに、地域とともに、社会をきりひらく女性の育成
大学の使命〔ミッション〕
教育
- 経験値教育により、他者と支えあう人間を育成する。
- 社会的、精神的、そして経済的に自立した女性を育成する。
- 多様化する社会が直面する課題を発見し、解決できる実学を重視する。
研究
- 健康・教育・経営・生活に関わる基礎的研究を力に、社会が求める独自の応用的・実践的な研究を推進する。
- 「スポーツを支える人材育成に係る研究」を推進する。
- 「地域づくり・地域資源の活用に係る研究」を推進する。
社会貢献
- 地域とともに歩みつつ発展する大学として、人と人の「つながり」を大切にした社会貢献を行う。
- 地域の活性化と課題解決のための地(知)の拠点となる。