
本日、本学は尼崎市総合文化センターあましんアルカイックホールにて、入学宣誓式を挙行しました。
共学化となり、初めて迎えた新入生。
学長、理事長、来賓の方々の式辞があり、新入生の未来を応援する言葉が送られました。
本学で様々な経験をし、学び、遊び、楽しみ、充実した大学生活を過ごされることを、教職員一同心からお祈り申し上げます。
ご入学、誠におめでとうございます!
さて、本学園は、昭和13年に、当時、園田村村長であった中村龍太郎が、高等女学校を設立したことにはじまります。その後、昭和38年には園田学園女子短期大学、昭和41年には園田学園女子大学を開学しました。すなわち、高等女学校設立から87年、短期大学設立から62年、大学設立から59年にわたり、女子教育の振興に取り組んできました。この歴史のもとに、令和7年4月1日から男女共学の大学となり、名称が園田学園大学となりました。
本学では、このたびの共学化を第二の開学と位置づけています。皆さんは、園田学園大学となって、初めての新入生になります。そして、本日をもって、第二の開学の扉を一緒に開け、進んでいく園田学園の一員となりました。
本学では、共学化に際して刷新した使命・理念のもとに、教育を行って参ります。新しい本学の使命・理念は、「他者と支えあえる自立した人間を育成し、共創社会を実現する」です。そして、社会で活躍できる人間を育成するうえで、次の3つを掲げています。①「社会的、精神的、そして職業的に自立することをめざして自分をしっかりと見つめられる(自律)」、②「自分自身を大切にするとともに、隣りあう人、また社会のさまざまな人を尊重できる」、③「これらの人たちを積極的に支え、また支えられながら力強く、感性豊かに生きていける」です。
人間は一人では生きていくことはできません。自分自身を大切にしながら社会におけるさまざまな人を尊重し、お互いに支え、支えあいながら生きていくことが必要です。そのためには、まず自分自身がジリツすることです。
新入生の皆さんは、これからの学生生活に対し、さらには将来の夢に向けて、新たな決意と期待をもってこの式に臨んでおられることと思います。将来の夢をかなえていくには、それぞれの強い意志と積極的な実行力と弛まない努力が重要であることは言うまでもありません。実現する主体はあくまでも皆さん自身であることを忘れずに取り組んでいただきたいと思います。
本日より、皆さんが園田学園大学の学生として心身ともに健やかで明るく楽しい、そして実り多い学生生活を送られることを心から希望し、入学宣誓式に当たってのお祝いの言葉といたします。
令和7年4月2日 園田学園大学
学長 大江 篤
